異素材スヌードは直線縫いだけでカンタン!
・・・のはずだった

そろそろ冬に向けての準備ということで、スヌードを作りました。

材料は、ノルディック柄ニット地、模様編みニット地、それとボア・・・の予定だったのですが、濃いグレーのボアが近所の店では売ってなかったので、フリースにしてみました。

スヌード1

大きさは、幅は模様編みニット地をそのまま使って88㎝を2つ折りにした44㎝、長さは全長150㎝です。
ニット地が伸びないように端に薄い接着芯を貼って縫い始めます。

スヌード2

フリースとニット地を直線縫いするだけだから簡単にできちゃう・・・と思ったのですが、そうは問屋が卸さず・・・。

バッグに内布をつけて縫うときは、外側と内側の布を中表にしてつなげて縫い、一部だけ縫わずに残しておいたところからひっくり返します。
今回もなにも考えずに同じようにしたのですが・・・袋モノとは違うんですね。
スヌードは輪になっているのでちょっと複雑です。

言葉だけで説明するのは難しいのでミニチュアで見てみましょう。

長四角の布を幅を半分折にした状態で輪にしたいのです。

輪に縫うときの実験1

なのでまず、輪に縫います。

輪に縫うときの実験2

幅を半分に折ります。

輪に縫うときの実験3

ひっくり返すため数センチだけ残してぐるっと縫います。

輪に縫うときの実験4

これをひっくり返すと・・・
あら不思議!

輪に縫うときの実験5

縦長の筒になってしまいました!

・・・えっ?
不思議じゃない?
小学生でもちょっと頭のいい子ならすぐわかる!?

すいません・・・おばさんにはさっぱりわかりませんでした。

どこかで引っかかったりしてひっくり返らないとなれば、何かが違うと早々に気が付いたと思いますが、ちゃんとひっくり返ってしまうから、縫う場所を間違えたのかと思って縫い目をほどいてまた同じことをしてみたり・・・。

結局、横長の筒にするには、縦長の筒状態で縫う箇所を筒の中から引き出しながら縫わないといけないということにようやく気付きました。

縫っているときは縦長の筒状態なのです。

輪に縫うときの実験6

ひっくり返す前は左側の失敗作にそっくりです。

輪に縫うときの実験7

でも、ひっくり返すと・・・

輪に縫うときの実験8

おー!不思議~!
メビウスの輪じゃないけど、これもなんとかの輪っていうのでしょうか?

苦労の末、ようやく無事にできました。
直線縫いだけなのに、ここまで何時間かかったやら・・・。

スヌード3

スヌード4

あたりまえの横長の輪になったのが密かにうれしい・・・。

スヌード5

見た目はなかなかいい感じに出来上がりました。

幅があるので、2重に巻くと結構なボリュームがあります。
ボアにしていたら顔が埋もれてしまったと思うので、この幅ではボアにしなかったのは正解でした。

スヌード6

さて、肝心の使い心地なのですが・・・
こんなに苦労して縫ったのに・・・イマイチ。

フリースが硬い感じで、肌触りがちょっとなー。
んー既製品だったら買わないかな・・・。

ということで、縫い直し決定。
ニット部分は気に入っているので、フリース部分を別な素材で作り直そうと思います。

スヌード7

【2017.11.19】追記です。

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